Pro Tools 6及び7をWindows XP上で使用する際の一般的なトラブルシュート

Pro ToolsアプリケーションをWindows XP上で使用する際に、通常の作業に支障がある(再生/録音が出来ない、編集作業が出来ない等)、エラーが多発する等、明らかにソフトウェア的な不具合が発生した場合は、先ず下記をお読み下さい。

下記の順番に従い、互換性の確認、Windows XPの設定の確認を行い、それらに問題が無いにも拘らず問題が解消されない場合は、「トラブルシュートの秘訣」に明記された項目を上から順番に随時行い、その上で動作確認を行って下さい。

互換性:


使用されているコンピュータがサポート条件を満たしているモデルであり、使用されているシステムが最低推奨環境を満たしていることを確認して下さい。互換性に関する詳細(コンピュータ、ハードドライブ、オペレーティング・システム、必要環境、その他)は、弊社ウェブサイトのサポートセクションにある互換性のセクションにてご覧頂けます:

システムに搭載されているRAMの容量が、Pro Toolsを使用する上での必要最低容量もしくは推奨容量を満たしている事を確認して下さい。この情報は、コントロールパネルの"システム"の全般タブにて確認する事ができます。

設定:

購入されたDigidesign製品に同梱されている"スタートアップガイド"に明記された(製品及びそのバージョンによりますが、通常これ等の情報は「Windowsシステムのインストール方法」及び「付録A」に記載されております)、Pro Tools LEをWindows XP上で使用する際の必要設定に従い、Windows XPの基本的な設定を確認して下さい。スタートアップガイドをお持ちで無い場合は、下記URLにて閲覧及びダウンロードして頂く事が可能です。

「プロセッサのスケージュール」設定方法:

スタートメニュー > コントロールパネル(クラシック表示)より、システムをダブルクリックします。その後表示される「システムのプロパティ」画面にて、詳細設定のタブを選択し、パフォーマンス欄の「設定」をクリックして下さい。すると、「パフォーマンスオプション」画面が表示されますので、ここで詳細設定タブを選択して下さい。プロセッサのスケージュール欄にて、「バックグラウンドサービス」を選択し、メモリ使用量の欄にて、「システムキャッシュ」を選択した上で、OKボタンを二回クリックした後にコンピュータを再起動して下さい。設定の変更を反映させるには、コンピュータの再起動が必要です。

トラブルシュートの秘訣:

注: システムを正しい状態で保存する事ができ、かつコンピュータの起動に必要な項目を誤って無効にしてしまった際に正常な状態に戻す事が簡単にできますので、Norton Ghostの使用を強くお奨め致します。

デバイスドライバを無効にする:

コントロールパネル > システム > ハードウェア > デバイスマネージャにて、例えば、ネットワークアダプタをダブルクリックし、その中のネットワークアダプタを右クリックの上、「無効」を選択して下さい。(1394ネットアダプタは必ず有効にしておいて下さい) この作業を、デバイスマネージャにて、Pro Tools LEに対するコンフリクトの原因となっていそうな全てのデバイスドライバに対して行って下さい。また、システム > ハードウェア > ハードウェアプロファイルにて、使用されているPCを、特定のデバイスドライバのみが有効である状態で起動するようにカスタマイズする事が可能です。

* ノートブックを使用する場合、Pro Tools LEの円滑なパフォーマンスを引き出す為、ワイヤレスのネットワークアダプタを無効にする事が一般的です。また、近年リリースされたモデルのノートブックに於いてPro Tools LEの円滑なパフォーマンスを引き出す為、Microsoft ACPI-Compliant Control Method Batteryのデバイスドライバを無効する必要があります。

システムのスタートアップアイテムとサービスを無効にする

スタートメニューより、「ファイル名を指定して実行」を選択し、“msconfig”と入力した上でOKをクリックします。するとシステム構成ユーティリティが起動します。先ず、「スタートアップ」タブにて、"MMERefresh" (これはDigidesignのスタートアップアイテムです)以外のアイテムのチェックを外して下さい。次に、「サービス」タブにて、「Microsoftのサービスを全て隠す」にチェックを入れた状態で「全てを無効にする」をクリックして下さい。その後に、「Microsoftのサービスを全て隠す」のチェックを外し、デフォルトのサービスに緑のチェックが入っていることを確認した上で、「適用」をクリックし、「OK」をクリックして下さい。すると、再起動を促されますので、指示に従い、コンピュータを再起動して下さい。

注 : 上記作業を行う事により、多くの抗ウィルス系ソフトウェアを無効にする事ができます。(これはPro Toolsを使用する上では、望ましい状態です) また、通常のスタートアップの状態に戻したい場合は、再度「ファイル名を指定して実行」を選択し、“msconfig”と入力し、システム構成ユーティリティにて、「通常スタートアップ」を選択して下さい。

DAE 及びPro Tools preferenceファイルを削除する

スタートメニュー > マイコンピュータ > ローカルディスク(C:) もしくは該当するハードドライブ (ファイルが表示されていない場合は、"このドライブの内容を表示する"をクリック) > Program Files > Common Files > Digidesign > DAE > このフォルダ内にあるDAE Prefsフォルダを右クリックして削除して下さい。

スタートメニュー > マイコンピュータ > ローカルディスク(C:) > Documents and Settings > "使用者のユーザーフォルダ" > Application Data > このフォルダ内にあるDigidesignフォルダを右クリックして削除して下さい。 (もしApplication Dataフォルダが見つからない場合は、コントロールパネル>フォルダオプション>表示タブの詳細設定ウィンドウにて、ファイルとフォルダの表示を「全てのファイルとフォルダを表示する」にした上で、OKをクリックして下さい.)

全てのハードドライブにあるDigidesign Databasesフォルダを削除する。

スタートメニュー > マイコンピュータ > ローカルディスク(C:) > Digidesign Databases > このDigidesign Databasesフォルダを右クリックして削除して下さい。複数のハードドライブが同じシステムに存在する場合は、全てのドライブにて、同様の作業を行って下さい。
スタートメニュー > マイコンピュータ > ローカルディスク(C:) > Program Files > Digidesign > Pro Tools > Databases > このフォルダ内にあるVolumesフォルダを右クリックして削除して下さい。

PACEドライバを最新のバージョンへアップデートする。

最新バージョンのドライバのダウンロードはhttp://www.paceap.com/dldrvr.html より行って下さい。

Pro Tools LEを最新のCS (Customer Service) バージョンへアップデートする。

最新のバージョンはhttp://www.digidesign.com/download/cs/にてダウンロードする事が出来ます。

必要のない全てのUSB及びFW接続の機器、また使用していない如何なる外部機器の接続を外し、その上でコンピュータを再起動して下さい。

新しいハードウェアプロファイルを作成する:

上記、「デバイスドライバを無効にする」の作業を行った後、マイコンピュータを右クリックし、プロパティを選択します。次に表示される画面にて「ハードウェア」タブを選択し、そこから「ハードウェアプロパティ」を選択して下さい。これにより、コンピュータのデフォルトのプロファイルのリストを確認する事ができます。必要に応じて名称を変更し、このプロファイルをPro Toolsの使用に最適な設定に変更します。インターネット及びその他アプリケーションを使用する上でのプロファイルが必要ですので、先ずプロファイルに変更を加える前に、コピーをクリックし、変更前のプロファイルを分身を作成し、必要に応じて名手を変更して下さい。(例: Pro Tools (現在) そして Default) そして、「ハードウェアプロファイルをユーザーが選択するまで待つ」にチェックを入れ、その上でハードウェアプロファイル設定画面を閉じます。

注: 上記作業が完了すると、二つのハードウェアプロファイルができ、それぞれ用途に応じて起動する事ができます。Pro Tools用のプロファイルでは、不必要なデバイスドライバが無効にされており、Defaultのプロファイルではそれらが無効にされておりません。

上記全てを行う事により、コンピュータをPro Toolsの使用に対して最適化する事ができます。コンフリクトの原因となっている物をチェックするこてゃ、常に重要であると言えます。

これより先のステップは複雑さが増し、高等な知識を必要とする場合がありますので、もし不明な点がある場合は、作業を進める前に、Eメールもしくは電話にてテクニカルサポートへコンタクトを行って頂く事をお奨め致します。


BIOSへ入る:

BIOSは、使用されているコンピュータの核にあたります。この部分はシステムに対し、ハードウェアとどの様にコミュニケートを行うか指令します。従いまして、この部分で不明瞭な物、またはその役目を把握していない物に関しては設定の変更を行わない方が賢明であるといえます。そのことを踏まえた上で作業を継続して下さい。システムBIOSに入る方法は数通りありますが、入る際はWindowsが起動するまでの極僅かな時間に限定され、Windowsが起動してしまった場合は再起動が必要となります。BIOSへ入る為のキーをキーボードの'delete'キーに設定している製造元が複数ありますが、これとは別にfunctionキーが設定されている場合もあります。(例:. F9、F4及びF2が一般的です) マザーボードが、起動の際にBIOSへの入力キーを表示したスプラッシュ画面を表示される方法が最も一般的となっておりますが ('Setup'と表示される事もあります)、この様な画面が表示されない場合は、マザーボードのマニュアルを参照するか、見当で探し当てる必要があります。 何れのケースに於きましても、製造元によりBIOSへの介入方法は異なり、通常は製造元により提供される説明書にBIOSをナビゲートする方法が記載されております。もし、マザーボードのマニュアルもしくは仕様書の様な書類をお持ちで無い場合、下記のステップへ移る前にコンピュータもしくはマザーボードの製造元までお問い合わせ頂く事をお奨め致します。

以上を踏まえた上で、BIOSでの作業を行いましょう。

RAIDを無効にする:

RAIDは、配列されたコンフィギュレーションの一種であり、ディスク間のファイルのセーブ及びバックアップする為のファイルのミラーを可能とします。残念ながら、このコンフィギュレーションはPro Toolsに対し、エラーを発生し易くし、時には重大なエラーを発生させる場合があります。この機能を無効にするには、通常'Advanced'(日本語ではカスタム等と表記されています)メニューに存在するRAID controller optionを見つける必要があります。RAIDが使用されていなくても、このオプションは無効にして頂く必要があります。

Speed-stepping機能を無効する:

AMD Cool n' QuietがAMDプロセッサのマザーボードでは、このオプションにあたり、Intelベースのマザーボードでは、様々な名称で表示されます。単純に'speed-stepping'と表示される事もあります。使用されているマザーボードにこのオプションがある場合は、同機能がPro Tools及びUSBバスのプロセッサスケジューリングに対して甚大なコンフリクトを引き起こしますので、必ず無効にして下さい。この機能の設定項目は、通常常'Advanced'(日本語ではカスタム等と表記されています)メニューに存在します。

オンボードのオーディオを無効にする:

このオプションは、単純にマザーボードに搭載(ビルトイン)されたオンボードのオーディオカードの有効化及び無効化を意味します。オンボードのオーディオカードを無効にする事により、リソースに余裕を持たせ、IRQもしくはリソース割り当てのコンフリクトを未然に防ぐ事ができます。この設定は、通常'PCI'もしくは'On-Board'オプションにて行う事ができます。Windows上でPro Tools以外のプログラムもしくは、Windowsのサウンドをオンボードのオーディオカードを通して再生したい場合は、この作業は行なわないで下さい。

その他の最適化に関する項目:

上記以外の設定で、Pro Toolsを快適に使用する為の追加となる項目は下記を参照して下さい。

ディスプレイのパフォーマンス:

リソースの確保する為の手段として、Windowsのディスプレイにかかわるプロセッシングの量を軽減させる事があげられます。この設定は何通りかの方法で可能です。先ず、マイコンピュータを右クリックし、プロパティを選択します。次に表示される画面にて「詳細設定」タブを選択し、そこから「パフォーマンス」欄の「設定」をクリックして下さい。次に表示される画面にて、「視覚効果」タブを選択し、「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れます。この設定を行うことにより、Windowsの表示がクラシック表示の様な表示に切り替わります。この後、パフォーマンスオプション画面の詳細設定タブにて「プロセッサのスケジュール」及び「メモリ使用量」を「プログラム」に設定して下さい。OKをクリックし、パフォーマンスオプション画面及びプロパティ画面を閉じて下さい。

次に、デスクトップ上の何も無い部分を右クリックし、プロパティを選択して下さい。画面のプロパティが表示されますので、「デザイン」タブを選択してさい。この中の「効果」ボタンをクリックし、次の画面にて「次の方法でスクリーンフォントの緑を滑らかにする」のチェックを外し、その上でOKをクリックします。 次に画面のプロパティの「設定」タブを選択し、画面の色を16ビットに設定し、その上で「詳細設定」ボタンをクリックして下さい。次に表示される画面にて、「トラブルシューティング」タブを選択し、ハードウェア アクセラレータをなしに設定して下さい。

これら設定を行うことにより、見た目は地味になるかも知れませんが、動作は速くなります。Pro Toolsを使用する上で、システムのパフォーマンスを最大化した事が重要であると言えます。

更に追加となるトラブルシューティング:

上記全てを行っても、エラーが発生し続ける場合、システムに根深いコンフリクトが発生している事が考えられます。また、RAM要領の確認を行って下さい。Pro Toolsを使用する上では、最低512Mbが必要であり、1GB以上が推奨されます。

チップセットの非互換性により、Pro Toolsの使用に支障を来たす場合があります。搭載されたチップセットを確認するには、http://www.cpuid.comより、PC Wizardをダウンロードして下さい。搭載されたチップセットを確認し、http://www.digidesign.co.jp/japan/compato/winxp_70/intel/index.htmlにてその互換性を確かめて下さい。Intel 915G、915Pもしくは925X、またATI Radeon XPRESS 200 チップセットは、その非互換性が確認されております。

Pro Toolsをアンインストールし、再インストール

コントロールパネル > プログラムの追加と削除にて、Pro Tools LEを削除して下さい。その後に、インストーラCD-ROMもしくはダウンロードしたインストーラを使用の上、ソフトウェアの再インストールを行って下さい。

必要ではないデモ版のプラグイン及びソフトウェアを削除するには:

下記リンクより閲覧可能な、過去のニュースメールを参照願います:

ショートカットが聞かない場合は?

WINDOWS XPの場合:

言語入力モードメニューより、”EN” 英語(米国)が存在していれば、入力メソッドをこれに切り替えて下さい。また、このメニュー上にこれが存在しなかった場合には、下記手順でこれを足してください。

スタートメニュー > コントロールパネル > 地域と言語のオプションより、言語タブをクリックして詳細ボタンを押します。表示される”テキストサービスと入力言語”ウィンドウ上、”追加”ボタンを押します。表示されるウィンドウ上、入力言語=英語(米国)、キーボードレイアウト/入力システム=U.S.と設定し”OK”ボタンを押して下さい。戻ったウィンドウ上、”キーの設定”ボタンを押し、表示される”詳細なキー設定”ウィンドウ上、入力言語のホット キーの設定項目上、操作の”入力言語を切り替える”に該当するキーシーケンスの設定を確認します。(通常では“左 Alt+Shift”となっています)このままでよければ”OK”ボタンを押し、任意のものに変更したい場合には変更の上、”OK”を押します。最後に”適用”ボタンを押し、マシンを一旦再起動します。

再起動後、Pro Tools上にてショートカットを使用する際に、言語入力メソッドが”EN”を表示している状態、英語入力モード(メソッド)、である事を確認してください。日本語になっている場合には、先に確認した言語入力メソッド切り替えのキーシーケンスを使用し、入力言語設定を英語に切り替えて使用します。

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